わりと心の整理がついてきたうみねこえｐ８感想

一日ごとに変る思考の変遷記録。
昨日は熱出して寝込みましたん…。
ひぐらしは一作プレイするごとに熱だしてたのですが
うみねこはえｐ２以来です。自分のなかでえｐ８傑作認定。

二つの視点でみて価値観の反転をカタルシスとして
楽しんでね！っていうのが、うみねこ全体を通してのエンターティメント性だと思いました。

ちゃんとミステリとしてもエンタメとしてもなりたってると思います。

ネタバレ有りで続きから

バッドエンドでもいいから真相教えてくれよ!!って手品エンドを選んだ人には
『じゃあしょうがないなあもう！』ってバッドエンドの幻想くれちゃう、うみねこの意地悪さ…。

手品エンドは、飛び降りると死亡確定後の世界だから幻想で、もうどうにも矛盾が気持ち悪い～！
と思っていたのですが、『そんな安直に真相とか、考えない豚さんにはあげませんｗｗｗ』
ってアレだったのね。

魔法エンドは愛のある幻想に修飾されているから、こっちに愛のない視点が必要。
バッドでも真相がほしいミステリ派の人にも、ファンタジーでハッピーエンド派の人にも
両方通る納得の出来になってたよおおおおおスゲー!!!
期待していたキャラクターの成長みたいなのはありませんでしたが
価値観の反転によってカタルシスを得る快感も充分エンターティメントだと思いました。

で、魔法エンドが優遇されてるのはこっちのが真相だからなのですね…。
だからお話の始まりが、ビル飛び降り前と。
登場キャラクターが魔法に屈服するのと、読者が屈服するのはまた違うとなー。

手品の方は飛び降りると死亡確定なのに、飛び降り後の話をすることによってフェイクと看破出来る仕掛け。
まあ本来の手品っていうのは、種と仕掛けがあるとわかっていて幻想を楽しむものです。
なんか禿げ上がったので竜ちゃんに植毛してくるよ、うおおおお！

重要なのは愛があるからなんちゃら、の方じゃなくて
二つの視点で反転する価値観の方でしたー！
やっと腑に落ちたー！

そして、天草ハードだったのですごいびびった手品エンドは愛のない幻想なので
愛のある視点でみるとやっぱりニヨニヨしちゃう最高の天縁でした!!!
竜ちゃんありがとーーー!!

あ、ちなみに手品エンドのえんじぇさんは１８バさん黒幕説には行き着いてないと思います。
ヱリカ出現といい、あくまで
自分の都合のいい真実を、筋を通して上塗りして、絵羽さんを憎み続けるんじゃないでしょうか。